催眠の奏■レビュー■

内容:
蓋を開けば流れ出す、眠りに誘う子守唄。
それを聞けば心はいつも満たされて、安らかな眠りに佳澄は誘われる。
穏やかで平穏な暮らしを支えるひそやかな宝物。
それは一つのオルゴール
ごくごく普通に平凡な暮らしを送っていた佳澄がある日突然父母から転校を言い渡される。
エリート校として名高い聖苑学園は全寮制。
口下手で人との交わりが苦手な佳澄は唯一無二の親友との別れを惜しみつつ、新しい生活を始める。
慣れない生活にとまどいを隠せない佳澄がそこで見るものとは・・・
感想:
物語途中で、転校ってことになってしまうんだけど、こういうのって珍しいよね。しかも、ターゲットの殆どは転校先の学校にいるんだから。
だからかな、物語前半ってどういう意味があるんだろう、とか必要あるの?ってトコまで考えたくなってしまう。

このゲームのシナリオ、というか情報のちりばめ方は上手いですね。特定のルートを通ることによって、主人公の思い出せない過去が分かったり、不眠症の原因が分かったり、VIP席の意味なんて、宇紀ルートでしかわからないしね。(光の台詞に出てくるんだけど、意味を教えてはくれない)
主人公は不眠症で悩んでいるけど、他の人たちも色々な悩みを抱えていて、それとどう向き合っていくかってとこまで書かれているのは秀逸。
物語前半はかなりイライラさせられたけど、後半のこういう部分で挽回できている気がする。前半我慢すれば、後半は結構面白いんじゃないかな。

個人的な感想から行けば・・・
主人公の極度の先(未来or過去)へ進めぬ臆病さは私には理解不能でイライラする。不眠症で悩むのは納得できるし、それはそれで仕方ないことだと思う。だけど、主人公は逃げてるだけだと自分でも分かっているのに、それを何とかしようとしないあたりがどうしようもなくイライラする。
一旦は逃げてもいいけど、主人公は逃げっぱなしだもんなぁ。
そんなものだから、私にはこの主人公が魅力的にはどうしても思えない。
まぁ、そんなことを知らないターゲットたちは自分達もいろいろ悩んでいるから、それが態度や見た目など目に見える形で現れている主人公を同類に思い、見た目の可愛さなどもあいまって、気になる存在となっていくのかもしれないけどね。

イラストは、うーん、普通、かな。
女装シーンとかあるけど、目玉となるようなものはないかも。
せっかく夜の演奏シーンがあるのに、CG化されてないし、(月を背景にロングで描けば、いい絵になるはずなのにね。ただでさえ、ロングの少ないゲームなんだから、こういうとこで作らなくてどうすんの?/苦笑)

セーブは100箇所。
どこでも保存できます。
メッセージスピードは3段階調節が可能。
自動メッセージスピードはSKIP、offも含めて5段階調節
BGM・効果音は5段階調節。

難易度 ★☆☆☆☆
悩み度(? ★★★★☆
陰気度(笑) ★★★☆☆

公式サイト:
【marinheart】
18才未満お断り
CPU: PentiumV400MHz以上
(PentiumW 800MHz以上推奨)
PowerPC G3/G4 400MHz 以上
(PowerPC G3/G4 800MHz 以上推奨)
対応OS: Windows98/2000/Me/XP MacOS 9.1〜 /10.1〜
メモリ: 128 MB以上
(512 MB以上推奨) 
MacOS 9.1〜/128 MB以上
MacOS 10.1〜/256 MB以上
その他: モニタ:800×600、フルカラー モニタ:800×600、フルカラー
CD-DA/PCM音源が再生可能な環境 QuickTime5.0以上
キャラデザイン
シナリオ:
BGM:
声:


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