落陽■レビュー■

内容:
 天涯孤独になった香は、弁護士の勧めにより、遺産相続のため、母方の本家のある田舎に向かった。
 しかし、そこで待ち受けていたものは、村人の蔑んだ瞳と「神送り」という言葉・・・
 人里はなれた山村で、香は運命に翻弄されていく・・・・
感想:
 民話とか好きな人なら、心惹かれる題材じゃないかな。
 陽が落ちると書いて、【落陽】
 これは、栄華を誇った者が落ちていく様を表す言葉でもあります。
 物語の中核を示すに、これ以上の言葉はないでしょう。
 ネタバレ要素が多くなってしまうので、あまり語れませんが、今市子氏の「百鬼夜行抄」を好む人なら、お勧めかも。
 (反対にいえば、妖怪とかそういうのを怖がる人はやめた方がいいですね。ホラー要素はないですけど、どこで思い込むかわからないし)

村人たちの視線から逃げるようにして、山の中に入り込み、辿り着いた古ぼけた社。
そして、手入れのされていない広い庭のいわくありげな大きな屋敷。
そこに住んでいるという絵師・清舟。
親戚筋だという若者は取り付く島がなく、村人たちは香と目をあわせようともしない。
いったい、ここで何が起こっているのか、起ころうとしているのか。
「神送り」とは?

ルートは割りと一本道なので、難しくはないです。
難易度から行けば、初心者でも楽しめます。
鬼畜ぽいのは、BADだけかな。

セーブポイントは計20箇所
どこでもセーブ可能です。ただ、コメントなどを書き換えられない上に、日付でのセーブなので、ちょっと使いにくいかも。
(一本道なので、さほどセーブ自体使いませんが)
Ritz作品共通のshiftでのSKIP機能は健在です。
音はメイン画面で調整します。
声がないので、ほとんどBGMだけですが。

イラストは、綺麗ですね。
同人ゲームなのに、同人らしくないレベルの高さが、ある意味Ritzさんの作品らしくて、私は好きな一作です。

難易度 ★☆☆☆☆
民話度 ★★★★☆
ホラー度 ★★☆☆☆

公式サイト:
Ritz
18歳以上対象
CPU: Pentium 300MHz以上必須 PowerPC 300MHz以上
(推奨G3/G4/iMac対応)
対応OS: Windows95(OSR2)/98/(日本語版)
動作確認OS
2000/ME/XP
MacOS 8.1以上(日本語版)
メモリ: 64MB以上(96 MB以上推奨) 64MB以上
その他: CD-ROM:8倍速以上 CD-ROM:8倍速以上
800×600ピクセル
24Bit(約1,670万色)以上
800×600ピクセル
24Bit(約1,670万色)以上
キャラデザイン 叶 かなめ
シナリオ: 神澤 ハルカ
BGM:
声:


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